OHSAS18001 労働安全衛生マネジメントシステム

BSI(英国規格協会)が開発した英国規格BS 8800をベースとする、労働安全衛生マネジメントシステム(OHSMS)の国際規格で、1999年に発行され、2007年7月に改訂が行われ、現在は2007年版が使用されています。
労働安全衛生マネジメントシステムに関しては、2013年にISO化が決定し、ISO 45001として、2016年10月発行が見込まれています。

労働安全衛生に関して、世界中の職場内での事故は引き続き起きており、事故が発生した場合には事後対策に膨大なコストが生じ、壊滅的な結果に発展することもあることから、労働安全衛生は、世界中において優先課題となっています。そのような背景の中で1994年、更に2000年に「労働安全衛生マネジメントシステム」の国際規格化が提案されましたが、労働安全衛生の分野ではそれぞれの国民性や文化に左右される側面が多く、調整が難航し、国際規格化には至りませんでした。

しかしながら一方で、その後もOHSAS18001規格など当該分野の認証件数は増加を続け、最終的にILO(国際労働機関)との協力関係が合意され2013年にISO化が決定しました。

労働安全衛生マネジメントシステムは、組織とその従業員、ならびに来訪者(第三者)を含めた安全衛生面の管理を、企業経営の一環として体系的に取り入れるための戦略的なマネジメントツールといえます。
労働安全衛生マネジメントシステムの導入により、事件・事故、組織をとりまく脅威などのリスクを特定し管理することで組織の健全・円滑な運営を可能にします。労働安全衛生マネジメントシステムを導入したからといって労働災害をゼロにできるというわけでは必ずしもありませんが、OHSAS18001規格に基づく労働安全衛生マネジメントシステムを適切に導入することで、例えば以下のようなメリットが期待できるでしょう。

◆良好な職場環境の構築 ( 生産性向上)
◆コストの削減 (事故発生などによって生じる対策費用の軽減、ダウンタイムの低減、生産性の向上)
◆モラルの向上 (労働意欲の向上)
◆ステークホルダーからの信頼 (企業イメージの向上)

◆コンプライアンスの推進